社会人から実践してきた着実に貯まる貯蓄法

貯蓄

貯金を通じて正常な金銭感覚を養われる

社会人になり毎月会社から給料が発生することで、お金の管理について考えるようになりました。

当時は実家に住んでいたこともあり、家賃・食費などの大きな支出はかからない環境で、″毎月の手取り額=自由に使えるお金″でした。手取り額でいうと16万円くらいだったと思います。大学時代にアルバイトで毎月6~7万円の収入を得ていた時とは対照的に、贅沢をして独身貴族を謳歌することもできる金額です。それでも貯金をしようと決心したきっかけがありました。

社会人になってから大学の友人に会った時に家賃・食費など一人暮らしにかかる費用をすべて払って一人暮らしをしている人がいて余裕は無さそうだけど、金銭感覚がしっかりしている印象をうけました。

自分も同世代で一人暮らしをしている人と同じ金銭感覚でいなければまともな社会人になれない気がして、使うお金に制約を設けることで貯金をしていこうと考えました。

概算で貯蓄額の予算を作る

まずおおまかに月の固定費用を概算で算出します。手取りから固定費用を差し引き、残った金額を1ヶ月4週間と想定し、4で割って1週間あたり使うお金を算出します。実際に取り組んでいた予算案は下記の表の通りです。

都内で一人暮らしをすると、家賃・光熱費・通信費などの固定費で月に10万円はかかります。自分に課した制約としては月の手取りから10万円を差し引き6万円だけで1ヶ月生活することにしました。1か月を4週間と計算して毎週月曜日にATMから15,000円引き出して過ごしていました。ボーナスを含めると年間150万円のペースで銀行残高が増え30歳までに1,000万円の資金が溜まりました。

貯蓄をするためには「先取り貯金」が有効というのは有名な話です。「先取り貯金」は毎月の貯金額を先に決めて、給料が入金されるのと同時に別の口座に自動的にお金を移すというやり方です。

振り返って考えると残すお金を先に取っておくか、使うお金を先に取っておくかの違いで、考え方や貯蓄法としては非常に近いやり方をしていたと思います。

また月に4回しかATMを利用しないので、余計なATM手数料の削減につながっていたと思います。

一定金額を口座に残しておくだけ

先取り貯金と後残し貯金はどちらが良いか。

どちらも貯蓄法の考え方・手法は近いものだと思いますが、私は後残し貯金のほうが有効でした。それぞれのメリット・デメリットについて考えてみました。

【先取り貯金】

メリット・・・強制的に資金を移すため、計画的かつ確実に貯金ができる。

デメリット・・・先取り貯金用の口座を準備する必要あり。定期預金口座に移すと急な出費の時にお金を引き出せない。年収がアップした時にリバランスしないと貯蓄率が下がる。

【後残し貯金】

メリット・・・急な出費の時にも引き出し可能。使うお金を維持し続ければ年収が上がるごとに貯蓄率が上がる。

デメリット・・・お金はいつでも引き出し可能なので、強制力が弱く、計画通りに貯金ができない可能性がある。

自制が効く人なら後残し貯金のほうが手間が少なく、すぐに始められると思います。性格的にも私はこちらの手法が合っていました

どうしても貯金ができない人は先取り貯金で確実にためていくのが良いかもしれません。

どちらも善し悪しがありますが、貯金がたまっていくと気持ちにゆとりが生まれますし、何より毎月増える資産を見るのはうれしいものです。

初めに仕組みを作るのは面倒かもしれませんが、仕組みが出来上がってしまえば効果は永続的に続くのでぜひ挑戦してみてください。

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